よりスピーディで正確な見積りを提供するため、AIを駆使した図面見積りシステムを導入

よりスピーディで正確な見積りを提供するため、AIを駆使した図面見積りシステムを導入
株式会社テクノス様
所在地:
岡山県
業種:
産業機械部品製造
従業員数:
74名
導入時期:
2022年10月

導入前/導入後

BEFORE

  • 見積もりは紙ベースで管理され、過去情報の検索や参照に時間を要していた
  • 見積もり作業が社長一人に集中し、業務の属人化と遅延が発生
  • 表面処理などの複雑な計算も手作業やExcelで行い、手間と時間がかかっていた
  • 専門知識がないと見積もり作成が困難で、担当者が限定されていた
  • 顧客とのやり取りがメールやFAX中心で、レスポンスや業務効率に課題があった

AFTER

  • 見積もり作成のスピードが飛躍的に向上
  • 複数担当者による見積もり対応が実現し、業務の属人化が解消された
  • 紙やExcelを用いた手作業が大幅に削減
  • 表面処理などの計算が自動化され、作業効率と精度が向上
  • クラウド環境により、場所を選ばない柔軟な働き方が可能に
  • 専門知識が浅い担当者でも、類似見積もりの参照や自動計算で対応できるようになった
  • EDI連携で顧客とのコミュニケーションが迅速化し、メールやFAXのやり取りが減少
  • 見積もり数値のばらつきがなくなり、精度が安定した
  • 図面検索が容易になり、類似案件の参照が迅速に
  • 業務効率化が進み、受注機会の拡大と柔軟な人員配置が実現

インタビュー

SellBOTを選んだ理由は?

弊社では長年、見積もり業務のあり方に課題を抱えていました。見積もりは紙ベースで管理され、過去の情報を探し出すのにも一苦労。特に、見積もり作成が社長一人で行っていたため、社長が不在の際には業務が完全に止まってしまうことも珍しくありませんでした。表面処理のような専門的な計算も手作業やExcelに頼らざるを得ず、膨大な時間と手間を要していたのです。加工や見積もりに関する深い知識がなければ対応が難しく、業務の属人化は深刻な問題でした。また、お客様とのやり取りもメールやFAXが中心で、迅速な対応が求められる現代において、レスポンスの遅れや業務効率の低下は看過できない状況でした。
このような状況を打開すべく、私たちは見積もり業務の標準化と効率化を実現できるソリューションを探し求めていました。そこで出会ったのが「SellBOT」です。SellBOTの最大の魅力は、誰でも同じロジックで、迅速かつ正確に見積もりを作成できる点にありました。従来、社長にしかできなかった業務を複数人で分担できるようになれば、属人化の解消はもちろん、大幅な負荷分散とスピードアップが見込めます。クラウド型であるため、場所を選ばずにアクセスできる点も、働き方の多様性を模索する弊社にとって大きなメリットでした。専門知識がなくても直感的に操作でき、類似案件の見積もり参照や自動計算機能によって、これまで手間だと感じていた作業が格段に楽になる。さらに、EDI連携によるやり取りの迅速化や、かねてよりお付き合いのある白銅ネットワークサービスとの連携による利便性の向上も、導入を決断する上で重要なポイントとなりました。部分的な改善に留まらず、業務全体の最適化、そして将来的な事業拡大も見据えたとき、SellBOTこそが最良の選択であると確信したのです。

導入効果は?

長年の課題であった見積もり業務は劇的な変化を遂げました。まず、見積もり作成のスピードが格段に向上したこと。これは、従来社長一人に集中していた作業を複数の担当者で分担できるようになったことが大きいです。紙やExcelでの煩雑な手作業から解放され、例えば表面処理の計算などもSellBOTが自動で行ってくれるため、ヒューマンエラーの削減と作業効率の大幅な向上を同時に達成できました。担当者からは、「見積もりの精度が安定し、数値のばらつきが解消された」という声や、「図面データの検索が非常にスムーズになり、過去の類似案件をすぐに見つけ出せるようになったことで、作業効率が目に見えて上がった」といった具体的な変化を実感する声が上がっています。これは、まさに私たちがSellBOTに期待していた効果そのものでした。
また、クラウド型であることの恩恵も大きく、場所を選ばずに作業できるようになったことで、在宅勤務といった多様な働き方への対応も可能に。これは、事業継続計画の観点からも非常に重要な進展です。専門知識の有無に関わらず、類似見積もりの参照機能や自動計算機能を活用することで、経験の浅い社員でも自信を持って見積もり業務に取り組めるようになり、属人化は見事に解消されました。さらに、EDI連携によってお客様とのメールやFAXによるやり取りが大幅に削減され、コミュニケーションのスピードが向上したことも特筆すべき点です。白銅ネットワークサービスとの連携もスムーズで、日々の業務における利便性の高まりを感じています。結果として、業務効率化はもちろんのこと、受注機会の拡大、そして状況に応じたフレキシブルな人員配置が可能となり、組織全体の生産性向上に大きく貢献しています。

―SellBOTを活用した今後の展望は?

SellBOT導入によって得られた確かな手応えを土台に、私たちはさらなる業務改革と企業成長を目指しています。まず、見積もり業務においては、より一層のスピードアップと標準化を推進し、社内の誰であっても同じ品質・同じロジックで、迅速かつ正確に見積もりを作成できる体制を盤石なものにしていきたいと考えております。クラウド型の利点を最大限に活かし、時間や場所に縛られない柔軟な働き方を社員に提供しつつ、より多くの社員が見積もり業務に携われるよう教育体制も整え、人員の最適配置を実現していく所存です。これにより、個々の能力を最大限に引き出し、組織全体のパフォーマンス向上に繋げます。
将来的には、EDI連携や他の基幹システムとの連携をさらに強化することで、顧客対応の質向上、そして受注から納品までのオペレーション全体の効率化を追求していきます。SellBOTの活用は社内にとどまらず、将来的にはSellBOTユーザー間の情報共有や連携も積極的に進め、サプライチェーン全体の横のつながりを強化し、業界全体の効率化にも貢献できるような取り組みも視野に入れています。もちろん、SellBOT自体の機能進化にも大いに期待しており、ユーザーの声に耳を傾けた継続的な操作性や機能面の向上を通じて、より利便性の高い、そして競争力のあるものづくり体制をSellBOTと共に築き上げていきたいと願っています。今回の導入は、弊社にとって大きな一歩であり、この変化を原動力として、未来へ向けて力強く前進してまいります。