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紙図面の捜索に1時間——「部品探しのイベント」をゼロへ。遠方拠点との情報連携と設計DXを実現したSellBOTの威力

紙図面の捜索に1時間——「部品探しのイベント」をゼロへ。遠方拠点との情報連携と設計DXを実現したSellBOTの威力

東都フォルダー工業株式会社様

所在地
埼玉県
業種
リネンサプライ業向け機械の開発・製造・販売、プラント設計
従業員数
165名
導入時期
2025年8月

埼玉県川口市を拠点に、リネンサプライ業向け機械の専門メーカーとして質の高いモノづくりを続ける東都フォルダー工業株式会社様。

創業50年を超え、お客様ごとの要望に応える「一品一様」の機械製造を行っている同社では、膨大な過去図面の捜索時間や、遠方拠点との情報連携に大きな課題を抱えていました。

今回は、設計課の皆様に図面検索システム「SellBOT」を導入した背景や、図面捜索時間の劇的な削減、遠方拠点との連携強化、さらには部品の共通化・標準化にいたるまでの具体的な導入効果をお伺いしました。

紙図面の捜索に1時間——「部品探しのイベント」をゼロへ。遠方拠点との情報連携と設計DXを実現したSellBOTの威力

POINTこの記事の見どころ

「部品探しのイベント」に1時間。遠方拠点との情報共有に大きな壁。

「SellBOT」の導入で図面検索は5分、遠方からの問い合わせも半減し設計DXを実現。

導入前/導入後

RESULT

BEFORE

古い紙図面の捜索に1時間近くかかり、遠方拠点との共有や部品管理にも課題があった。

  • 30年前などの紙図面を棚から探すのに1時間近くかかり、設計の本業が中断していた
  • 関西や九州の拠点から図面を探す手段がなく、本社の設計課へ問い合わせが集中していた
  • 膨大なデータから特定の図面を探す作業自体が担当者の大きな精神的・肉体的な負担になっていた
  • 設計担当者が個別に図面を起こすため、ほぼ同じ形状のパーツが別図番で乱立していた

AFTER

自席のPCからわずか5分で即座に検索可能に。遠方連携と部品の標準化も大きく進展

  • 条件を指定して検索することで、わずか5分ほどで目的の図面が見つかるようになった
  • 関西や九州のスタッフが自身で図面や組立図を確認できるようになり、本社の設計課への問い合わせが半分以下に減少
  • 類似形状検索を活用し、重複パーツの抽出や部品の共通化・標準化に手を打てるようになった

インタビュー

INTERVIEW

創立50年以上の歴史を誇る、
リネンサプライ業界の
専門メーカー

創立50年以上の歴史を誇る、リネンサプライ業界の専門メーカー
質問

まずは貴社の事業内容と、これまでの歩みについて教えてください。

ご担当者様

当社は創業から50年以上、埼玉県川口市を拠点に「リネンサプライ業界」向けの機械を専門に手掛けているメーカーです。リネンサプライというのは、ホテルや旅館、病院などで使われたシーツやタオル、枕カバー、浴衣、作業着などを回収・洗濯し、再び納品する事業のことですね。当社はその洗濯されたリネン類を自動でたたむ機械「フォルダー」を中心に開発を行っています。

たたむ作業は、工場における最終仕上げの工程にあたります。そのためフォルダー単体だけでなく、工場内の作業を省人化・効率化するための各種周辺装置や、プラント全体の提案も行っています。また代理店様経由で、洗濯工場に頼まず自社で作業着などを洗ってたたんでいる他業種のお客様へ導入いただく機会も増えています。現在では日本全国の有名な温泉地やホテルはもちろん、海外27の国と地域へ当社の機械をお届けしています。

質問

機械を作る上での難しさや、こだわりはどこにあるのでしょうか。

ご担当者様

ホテルや旅館でお使いいただく製品は、それぞれの特色やデザイン性を出すために、あえて規格から外れたサイズや独自の生地・柄を採用されるケースが多いです。コピー用紙のように「A4やA3」と規格が決まっていればやりやすいのですが、そうはいきません。規格外のサイズや色柄、異なる生地の質感であっても、すべて均一の品質でキレイに折りたたむ必要があり、そこには様々な技術的工夫が求められます。

そのため、カタログに掲載している標準モデルはありつつも、お客様ごとの工場レイアウトや生産方式に合わせて、ほぼ一品一様のオーダーメイドで機械を仕立ててご提供しています。社内に板金工場をはじめ一から作れる設備を揃えているため、突然の保守・修理対応でも自社ですばやくパーツを供給できるのが強みです。ただその反面、業務を効率よく進めるという点では長年大きな課題を抱えていました。

「部品探しのイベント」が
業務を圧迫。
遠方拠点との情報共有にも壁

「部品探しのイベント」が業務を圧迫。遠方拠点との情報共有にも壁
質問

SellBOTを検討される前は、具体的にどのような課題を抱えていたのでしょうか?

ご担当者様

一番のネックになっていたのは「過去図面の特定と検索作業」です。お客様から修理の依頼が入った際、オーダーメイドで製造しているため、どの納入先の・いつの機械の・どの部品かを特定して図面を探し出す必要があります。創業50年以上の歴史があるため、30年前の古い機械だと昭和時代の手書き紙図面を掘り出さなければなりません。

棚から重いファイルを引っ張り出してページをひたすらめくって探す作業になり、目当ての図面が見つかるまでに1時間ほどかかっていました。社内ではこれを冗談めかして「部品探しのイベント」と呼んでいたのですが、この作業が発生すると設計担当者の手が完全に止まってしまい、他の設計業務が遅れてしまうのが深刻な問題でした。

質問

他部署や遠方拠点との情報連携でも苦労されていたそうですね。

ご担当者様

はい。当社は川口(埼玉県川口市)の設計室のほかに関西や九州にも事業所を構えていますが、図面は社内における機密情報です。安全面の理由から、従来の社内ネットワークでは遠方拠点からWeb経由で図面を直接検索できる環境を作ることができませんでした。

そのため九州などの拠点でお客さま対応をするスタッフは、図面を自分たちで探す手立てがなく、毎回本社の設計課へ問い合わせるしかありませんでした。「手元に資料や図面がない状態で対応しなければならない」というのは遠方のスタッフにとって大きな負担でしたし、問い合わせを受ける設計課の業務も中断されていたわけです。

さらに、当社の設計は一案件に対して一次設計者が専任で対応する体制をとっています。すると、ほぼ同じ形状のパーツであっても「全長が10mm違うだけ」で別の新しい図番として図面が起こされてしまい、製造現場から見ると「似たような部品が違う図番で大量に流れてくる」という属人化や作業のムダも起きていました。

決め手は
「ユーザー数無制限の定額制」と
「実用的なフォルダ管理」

質問

数あるシステムの中から、SellBOTを選んだ経緯や決め手を教えてください。

ご担当者様

実は弊社のスタッフが前職で別の図面管理・検索システムを使っていた経験がありまして、そのスタッフの前職での知識を踏まえつつ、今回の社内課題を解決できるツールを色々と調べる中で出会ったのがSellBOTです。

その中で他社システムと比較した際の大きな決め手は、「どれだけ利用人数を増やしても費用が増えない定額制」という点でした。一般的な図面管理・検索システムだと、アカウント数や容量が増えるたびに費用が増額し、その都度経理と調整して稟議書を出さなければならず、社内へ広げる際の大きな壁になります。SellBOTなら一定の費用で利用メンバーを柔軟に増やしていけるため、運用がとてもやりやすいと感じました。

機能面でも、1枚単位で登録するシステムと違って、SellBOTは機種や装置ごとにフォルダ形式で図面をまとめて整理・管理できる仕組みが当社の機械作りに合っていました。類似検索の精度も他社に引けを取らないほど高かったです。また、閲覧・印刷・ダウンロード等の権限をユーザーごとに細かく設定できる安全体制が整っていたため、社内での導入許可もスムーズに得られました。

捜索時間が5分に短縮。
遠方拠点からの問い合わせは「半分以下」へ

捜索時間が5分に短縮。遠方拠点からの問い合わせは「半分以下」へ
質問

実際にSellBOTを導入されてから、社内にはどのような変化がありましたか?

ご担当者様

以前は紙のファイルをパラパラとめくって1時間近くかかっていた図面の捜索作業が、検索条件を指定することでわずか5分ほどで特定できるようになりました。ベテランの記憶頼みだった検索が、多様な検索ワードを活用することで誰でもスムーズに行えるようになっています。

また、特に目に見えて成果が出ているのが「遠方拠点(関西・九州)からの問い合わせ削減」です。SellBOTを活用することで、セキュリティを保ったまま九州や関西のスタッフ自らがクラウド上で図面や組立図を検索・確認できるようになりました。その結果、遠方からの図面特定に関する問い合わせは半分以下まで減少しています。遠方スタッフの心理的負担が大幅に軽くなったと同時に、設計課も問い合わせ対応に追われることなく、本来集中すべき設計や品質向上の業務に取り組めています。

質問

課題となっていた「部品の共通化・標準化」への手応えはいかがですか?

ご担当者様

非常に手応えを感じています。SellBOTで「ブラケット」といった部品名で抽出したり、類似形状検索をかけたりすると、過去に作った、似たような形状の図面が一覧で出てきます。「数年前に描いた図面とまったく同じものが違う図番で存在していた」といった重複パーツがすぐに把握できるため、これらを整理して部品の共通化を進めるための大きな助けになっています。

設計DXの第一歩として、
検討中の企業へ

設計DXの第一歩として、検討中の企業へ
質問

現在SellBOTの導入を検討されている企業様へ、ぜひ一言お願いいたします。

ご担当者様

当社にとってSellBOTは、設計部門の業務効率化はもちろん、技術の継承やパーツの標準化を進めるための「設計DXの入り口として非常に実用的なツール」だと実感しています。

特に当社のように、

・過去図面の検索や特定に時間がかかっている

・設計の手順や部品管理が属人化している

・設計から製造、サービス課、遠方拠点との連携を強めたい

といった悩みを抱えている企業様には、確かな効果を発揮してくれるはずです。定額制で試しやすい点も含めて、検討してみる価値は十分にあると思います。今後はさらに手書きの過去図面も含めてデータベース化を進め、会社全体の生産性向上につなげていきたいですね。

編集後記

創業50年以上の歴史の中で培われた技術力と「一品一様」の柔軟な機械製造を誇る東都フォルダー工業様。製品へのこだわりが大きいからこそ生じていた「図面捜索のタイムロス」や「拠点間の情報遮断」という課題に対し、SellBOTがセキュリティと利便性を両立させたインフラとして機能している点が印象的でした。今後もデータの蓄積を通じて、東都フォルダー工業様の設計DXと業務効率化に伴走してまいります。

新原 顕(しんばら・けん)

REVOX担当者

新原 顕(しんばら・けん)

株式会社REVOX カスタマーサクセス

株式会社プラポートでは、樹脂切削加工品の営業として顧客訪問や見積り業務に従事。製造業の基礎を学ぶとともに、実務における現場の課題を身をもって体感する。
2023年より株式会社REVOXに参画。製造業での現場経験を活かし、現在はカスタマーサクセスとして「SellBOT」の導入支援から運用の定着化に取り組んでいる。

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