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見積りの「記憶頼み・属人化」から脱却へ。同業の導入事例と「偶然の縁」が後押しした、将来の掛け算的な組織育成を見据えたSellBOT活用法

見積りの「記憶頼み・属人化」から脱却へ。同業の導入事例と「偶然の縁」が後押しした、将来の掛け算的な組織育成を見据えたSellBOT活用法

浅井プラパーツ株式会社様

所在地
京都府京丹後市
業種
プラスチック製品の製造および販売(精密樹脂加工)
従業員数
24名
導入時期
2025年9月

京都府京丹後市を拠点に、小指の爪ほどの極小部品から両手で抱える大型部品まで、100分の1ミリ台の精度が求められるプラスチック精密加工を手掛ける浅井プラパーツ株式会社様。

多品種少量生産のオーダーメイドを中心に扱う同社では、日々舞い込む大量の見積り業務が代表の浅井様に集中しており、過去の記憶に頼った見積りによる価格のブレや、作成時間の短縮が大きな課題となっていました。

今回は代表の浅井様に、「SellBOT」を知ったきっかけや導入までの劇的な経緯、将来的な「見積り業務の組織化」に向けた手応えについて詳しくお話を伺いました。

見積りの「記憶頼み・属人化」から脱却へ。同業の導入事例と「偶然の縁」が後押しした、将来の掛け算的な組織育成を見据えたSellBOT活用法

POINTこの記事の見どころ

過去の見積りが記憶頼みで属人化し、価格のブレや社長への業務集中が課題

「SellBOT」で過去実績を素早く参照し、適正価格の算出と将来的な見積り業務の標準化・教育基盤へ

導入前/導入後

RESULT

BEFORE

過去の見積りデータが記憶頼みで属人化。価格改定や類似品対応の手間が社長の業務を圧迫

  • 類似品や数年前の価格見直し依頼では、過去の記憶や手作業でのデータ検索に頼り、見積り金額にブレが生じるリスクがあった
  • 複雑な図面では見積り作成に半日近くかかることもあり、社長一人に業務が集中して他の経営業務を圧迫していた
  • 見積りを作成できる人材を一人育てるまでに数年単位の経験値が必要で、ノウハウの継承や標準化が難しかった

AFTER

根拠ある類似実績を参照し、加工難易度に見合った適正価格を算出。将来的な見積り業務の標準化・人材育成への土台が完成

  • 数量違いや類似図面の見積りを素早く行い、類似時間・価格を根拠に加工の価値に見合った適正な対価を確認できるようになった
  • 蓄積されたデータベースを活用し、社長以外のスタッフでも簡単な見積りから対応できる体制構築へ前進
  • 「人を一人雇うより手頃なランニングコスト」で、データを蓄積・学習し続ける永続的な社内資産を獲得

インタビュー

INTERVIEW

100分の1ミリ台の公差に対応する、
精密樹脂加工の技術力

100分の1ミリ台の公差に対応する、精密樹脂加工の技術力
質問

まずは貴社の事業内容と、これまでの歩みについて教えてください。

ご担当者様

当社は京都府京丹後市で、主にプラスチック(樹脂)素材の精密加工や製造を行っている会社です。一般的になじみのある樹脂から、スーパーエンプラと呼ばれる特殊なプラスチックまで幅広く取り扱っています。

当社の強みとしては、温度管理などを徹底した上で、100分の1ミリ台の厳しい公差が求められる高精度な加工に対応できる点です。金属と違って樹脂でこの精度を出すのは難しいのですが、そこにしっかり対応しています。サイズ感としても、小指の爪ほどの小さな部品から、両手で抱えるような大きな製品まで幅広く製作できる体制を整えています。

質問

どのような受注スタイルが多いのでしょうか?

ご担当者様

「毎月同じ製品を3,000個ずつ作ってください」といったライン作業の仕事ではなく、お客様からのご依頼に応じて一品ものから数十個、数百個単位で製作する「多品種少量生産」のオーダーメイドが中心です。

新規の設計図面から見積りを作ることもあれば、「以前作ったあの部品の数量違い」や「一部を改良した類似品」の見積り依頼まで、ご依頼の形は多岐にわたります。

記憶頼みの見積り限界と、
社長一人への業務集中

質問

SellBOTを検討される前は、具体的にどのような課題を抱えていたのでしょうか?

ご担当者様

一番困っていたのは「見積り作業の属人化」と「過去実績データの検索性」です。

従来は、過去に自分が作成した見積り実績や書き込みのある紙図面をドキュメント管理ソフトなどでデータ化し、それを引っ張り出して参考にしながら見積りを作っていました。自分の記憶に残っていればそのデータにたどり着けるのですが、記憶が飛んでしまっていると一から見積りをし直すことになります。

そうなると、数年前にご提示した金額と今回の金額で乖離が出てしまい、「前はこの値段だったけれど、どうして高くなっているの?」とお客様にご迷惑をおかけしてしまう恐れがありました。

質問

見積りの件数や作成時間もご負担になっていたのでしょうか?

ご担当者様

はい。見積り依頼はほぼ毎日、少なく見積もっても1日5〜6件、多いときは一度のメールで10枚、20枚と図面が送られてきます。簡単なものなら15分〜30分で終わりますが、工数計算が細かい複雑な製品になると、たった1〜2枚の図面でも半日かかってしまうことがあります。

また、昨今は材料費の高騰や価格改定の依頼も多く、過去データの見直し作業の手間も増えていました。何より、私自身が見積りだけをしていればいいわけではありません。現場の相談対応やお客様の来客、会合など様々な業務がある中で、見積りの未処理分が翌日に溜まっていくのは精神的にも大きな負担でした。

同業者の評判、そして
引き寄せられるように重なった
「偶然の縁」

質問

数あるツールの中で、SellBOTを知ったきっかけや選ばれた理由を教えてください。

ご担当者様

インターネットで色々と調べていたときにSellBOTを見つけました。Webサイトを見た際、当社と同じ京都の同業他社様や、関西の樹脂加工業界の大手企業様が導入実績として掲載されていたのが強く印象に残ったんです。

さらに調べてみると、SellBOTを開発したメーカー自体が同業の樹脂加工会社だと知りました。「自分たちと同じ現場の困りごとを解決するために作ったツールなら、話を聞いてみる価値がある」と感じ、オンライン説明会に申し込みました。

質問

最初に説明を受けてから、実際の導入までには1年ほど期間があったとお聞きしました。

ご担当者様

そうなんです。最初はすぐに導入へ踏み切れなかったのですが、その1年の間に驚くような縁が重なりました。

既存ユーザーである京都の取引先へ直接電話してリアルな成果を聞けたり、偶然出展した展示会で例の大手企業の担当者様と接点ができて「SellBOTの導入時の体験談ならいくらでも教えますよ」と言っていただけたりしたんです。さらに先代社長からも「YouTubeで見積りソフトの紹介動画を見たか?」と話題が出てきました。

これだけ周囲でSellBOTの話が集中して出てくると、「これはもう導入する運命だな」と感じて、本格的に話を進めることに決めました。また、人を一人採用して育てることを考えれば、十分に納得できるランニングコスト設定だったことも大きな後押しになりましたね。

見積りに求められる「見極め」と、
適正な価格設定への貢献

見積りに求められる「見極め」と、適正な価格設定への貢献
質問

導入後、実際の運用感や効果はいかがですか?

ご担当者様

現在は日々コツコツと図面データを蓄積させている段階ですが、すでに数量違いの見積り作成などでは非常に助かっています。

見積りというのは、作業工程を細分化して積み上げすぎると「簡単な加工ほど高く出て、難しい複雑な加工ほど安く出てしまう」という落とし穴があるんです。簡単なものは細かな段取り時間が重なって意外と高くなり、手の込んだものは純粋な作業時間だけを追うと準備や思考の時間が抜け落ちて安く出てしまう。そのため、算出した数字を最後に一歩引いた視点で見直し、総合的に調整する感覚が必要になります。

SellBOTで算出した数字を見る際も、その根拠と引きで見る視点を組み合わせることで、精度の高い金額が出せるようになってきました。

質問

見積りの精度や、価格設定の面での手応えはいかがでしょうか?

ご担当者様

SellBOTが類似実績をもとに算出した数字を見ることで、「自分の感覚だけに頼っていたら過小評価して安く出していたかもしれない」と気づかされることがあります。

加工の難易度や工程の複雑さに見合った数字を、根拠を持って確認できるため、適正な対価をいただいた上で自信を持ってお見積りをご提示できるようになりました。手応えのある仕事をお引き受けする上での心強い後ろ盾になっていますね。

「AIを使いこなす」意識と、
掛け算的な人材育成の未来

質問

AIの図面検索機能を活用する上で、意識されているポイントはありますか?

ご担当者様

「AIだから全自動で完璧な答えを出してくれる」と過信しないことですね。当社が扱う図面には組立図など特殊なものも多いため、最初からドンピシャの正解だけを探そうとすると「全然違うじゃないか」となってしまいます。

そうではなく、「AIが何を根拠にこの類似時間や数字を出してきたのか」を確認し、そっくりさんの実績時間を参考にする癖をつけることが大切です。自分で納得して調整を加えることで、使い手側の信頼感や納得度も上がっていくと感じています。

質問

今後の活用展望や、目指したいゴールについて教えてください。

ご担当者様

最終的な目標は、私以外のスタッフでも簡単な見積りから対応できる体制を作ることです。

本来、見積りをイチから適正にこなせるようになるには、現場経験を含めて数年単位の習熟が必要です。しかしSellBOTにデータが蓄積されていけば、出張時に簡単な見積りを別スタッフに任せることも可能になります。一人見積りができる人が増えれば、そこからは2人、3人と「掛け算式」で対応できる人材を増やしていけるはずです。文句も言わずにデータを蓄積し続けてくれるパートナーとして、非常に心強いですね。

質問

最後に、SellBOTの導入を検討されている企業様へメッセージをお願いいたします。

ご担当者様

「AI」という言葉だけが一人歩きして、何から手を付けたらいいかわからない企業様も多いと思います。ですが、製造業の現場においてSellBOTのようなツールを身近に置き、最新の技術に触れておくことは、時代に取り残されないためにも大きな価値があると感じています。

今重い腰を上げて始めるのと、3年後に始めるのとでは、将来の見積りスピードや組織力に大きな差がつきます。将来への先行投資として、早めに取り組んでおいて損はないツールだと思います。

編集後記

100分の1ミリ台の精密な加工技術を誇り、多品種少量生産の現場を支える浅井プラパーツ株式会社様。社長お一人への業務集中や属人化という課題に対し、同業者の信頼できる口コミと「AIを育てて使いこなす」という冷静かつ前向きな姿勢で向き合われている姿が強く印象に残りました。データの蓄積とともに、将来的な見積り業務の組織化とさらなる飛躍を期待しております。

関 紗規子(せき・さきこ)

REVOX担当者

関 紗規子(せき・さきこ)

株式会社REVOX カスタマーサポート

前職では航空会社およびホテル・ブライダル業界で、問い合わせ対応や法人営業など幅広い業務に従事。2024年より株式会社REVOXに参画し、現在は「SellBOT」導入後のお客様のサポートを担当。
これまで培ってきたホスピタリティとコミュニケーション力を強みに、顧客満足度の向上と長期的なご利用につながるサポート体制づくりに取り組んでいる。

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